近年、手に職をつけたいと思う女性は増加傾向にあります。
その中でも人気なのが、着物の着付けの資格です。
一度資格を取得すると、自宅でもできるので将来のためにと資格を取得したいという人が多いのです。
では、着付けの資格はどうやって取ったらいいのでしょうか?
難易度はどのくらいなのでしょうか?
そんな着付けの資格の疑問について解説していきます。
着付けの国家資格を取るなら!試験対策講座を行っている学校もある!
着付けの国家資格とは
着付けの資格には、国家資格と民間資格があります。
国家資格は「着付け技能検定」というもので、平成21年から始まったまだ新しい資格になります。
この着付け技能検定は、着付け師になりたいという人が受けるものではなく、着付け師になってから規定の年数や実績を積んだ人が受けられる資格になります。
そのため、2級は2年以上、1級は5年以上の実務経験が必要と明記されています。
これから着付けの勉強をしたいという人ではなく、着付け師としてさらにステップアップをしたいという人向きの資格になります。
反対に、民間資格では、「着付免許」、「きもの講師」、「着付師」などがあり、学校や教室に通って取得するようなものになります。
どれも履歴書に書けますが、やはり国家資格の方が、実務経験を積んでいるという証明にもなるので、面接の際にアピールポイントになるでしょう。
国家資格を受けるなら試験対策を
国家資格の「着付け技能検定」は、学科と実技の2種類の試験項目があります。
どちらの試験も、試験勉強なしで受けると合格するのは厳しいと言われています。
そこで、講座を受けて試験対策をすることをおススメします。
着付け技能検定を開催している、日本文化協会普及協会から対策講座が出ているので、しっかり対策をしたい人は利用してみるといいでしょう。
1級と2級では講座の金額も異なるので、一覧表を参考に確認してみてください。
講座の種類 | 1級 | 2級 | |
12回コース | 72000円 | 60000円 | |
6回コース | 48000円 | 42000円 | |
3回コース | 30000円 | 24000円 | |
着付けの国家資格の難易度は高い!実務経験と試験規定に沿う技術が必要
着付け技能検定の合格率は非公開になっているのでわかりません。
しかし、試験は学科と実技の2部にわかれていて、学科は出題範囲も広く、より深い知識を問うような問題です。
そのため、しっかりと試験対策をしていないと合格は厳しいといえるでしょう。
また実技は、制限時間の中でモデルに規定の着付けをしなければいけません。
見た目の美しさや仕上がりはもちろんですが、帯の結び目を数センチ単位でチェックされることもあります。
試験規定をしっかり把握して練習しておく必要があるでしょう。
勉強なしでの合格は厳しいので、難易度は高い資格試験になります。
しっかりと対策をして挑むことが大切です。
まとめ
着付けの国家資格は、実務経験などの規定をクリアしていないといけないため、簡単に取れるものではありません。
しかし、着付け師として仕事をする上での技術力の向上や、ステップアップになる資格になります。
着付け師としてこれからもっと活躍したいと思われている方はぜひチャレンジしてみてください。