お子さんやご家族にとって生後間もない時に行うイベントの一つ、「お食い初め」。
やると決まったはいいものの、何をどうしたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
昔からある習わしだから決まりとかも厳しいのではないか…と不安な方もいると思います。
ですので、今回はお食い初めのやり方についてご紹介していきたいと思います!
お食い初めの食器、男の子は朱!女の子は黒!使いやすい素材を選ぼう!
お食い初めの準備は色々と昔からの習わしがあり、正式な形を取ろうとすると漆の器と柳の白木のお箸を用意しなければならなかったりします。
また、男の子の場合は朱塗りのもの、女の子の場合は内側が朱塗り、外側が黒塗りのものを用いることが多いです。
地域によっては色が逆の場合もあるので注意が必要です。
しかし、最近はあまり昔の方式にはとらわれないやり方をする方も増えているようです。
漆はある程度手入れが必要になり、一般家庭ではなかなか扱いにくいものになります。
なので、それを避けて今後もお子さんの食事に使えるようなプラスチック製の食器やお箸を新しく用意してお食い初めの儀式に使う方も多いようです。
ですので、あくまで正式な形はマナーとして覚えておくことにとどめ、自分たちのやりやすい形や扱いやすい食器の素材などを選んで執り行うのも現代ではありです。
あまり緊張しすぎず考えすぎずに両家で話し合って決めて行くのがいいと思います!
お食い初めの食器はお膳に並べる!正式な置き方をご紹介!
お食い初めの時の献立や食べる順番は決まりがあり、その決まりにしたがって献立の準備やお子さんに食べさせる真似をしてお食い初めの儀式を行うというのがあります。
そのお食い初めの食器の並べ方についてここではご紹介していきたいと思います
。
まず、お食い初めの食器は全てお膳に並べることになります。
- 正面右側手前が汁椀で汁物を入れます。
- 正面左側手前が飯碗でご飯を入れます。
- 奥側には右側につぼ椀で冷たいものを入れます。
- 左側には平椀で温かいものを入れます。
- 中心に高杯・腰高として漬物や軽い副菜を入れます。
これが正式な置き方になりますので参考にしてください。
献立の基本はご飯が白飯か赤飯、鯛などのお吸い物、煮物を2品と梅干しを入れた香の物、尾頭付きの焼き魚の6品に歯固めの石を加えたものを献立として用意してください。
梅干しを入れる理由は、シワの多い梅干しを加えることによってシワがたくさんできる年齢まで生きられるようにとの願いを込めるためです。
この献立をご飯、お吸い物、ご飯、魚、ご飯という順番で3回食べさせる真似をするのがお食い初めのやり方になります。
その際にお子さんが食べたがる場合もあり、その場合はお米を1粒食べさせる「一粒なめ」という習慣もありますので参考にしてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お食い初めの儀式はお子さんにとってもご家族にとっても大切な儀式になると思いますので、しっかり失敗することのないように事前に準備して執り行いいい思い出となるようにしていきましょう!