わたしたちの生活に欠かせない電気ですが、災害や事故などの原因で停電が起きることがあります。
一番多いのが落雷や台風による電線の損傷です。
各地域の電力会社では、停電を防ぐために日々パトロールやメンテナンスを行い早期発見に努めています。
ですがやむを得ず停電が起こったとき、どのような復旧作業がされているのでしょうか?
簡単にまとめていきたいと思います。
停電時の手順書があった!停電時の復旧マニュアルをご紹介!
まず電力会社では、台風などで停電が予想される場合は、そのルートや規模に応じて予め要員の配置を行います。
被害の集中が予想される箇所に事前にスタンバイしておくことで早期対応に臨めるのです。
特に離島や山間部は対応に遅れる傾向にあるため、台風の襲来前には復旧要員と機材を迅速に確保しておくようです。
実際に台風が通過したら、各設備に被害がないかを点検して、発見次第復旧の作業に移ります。
このとき、復旧は電源側から利用者側までの順に作業する必要があります。
なので、実際に電気を送れる状態になるまでには時間を要します。
高圧線の復旧まで完了しても、電柱から自宅に繋がる電線が物理的に断線していれば、その修復を行う必要もあります。
最も厄介なのは道路の寸断で、土砂災害や倒木による通行の閉鎖は復旧車両の進入を阻むので、作業が滞るようです。
停電復旧に時刻は関係ある?夜中の停電にもすぐ対応できるの?
停電は突発的なものなので、夜中にも当然起こるものです。
暗い中で過ごすのはとても不安になりますよね。
夜中でも電力会社は復旧作業をしてくれるの?と疑問に思うかもしれません。
電力会社は24時間体制で作業にあたるため心配はいりません。
よほどのトラブルがない限り作業が滞ることはないでしょう。
しかし停電時は不自由になるので緊急時に備えて個人で対策しておくことが大切です。
電気の使えないとき、ラジオは重要な情報機器になります。
携帯電話と併用して備えておきましょう。
電池の有無も忘れずに確信しておきましょう。
パソコンは機器の故障やデータの消滅の恐れがあるので、日頃からバックアップしときましょう。
バッテリーなどの代替電源の準備のできるものはなるべく充電を済ませておくと、いざというとき便利です。
当然エアコンや扇風機は使えない状況となるので、夏季と冬季にそれぞれ停電の起きたときの対策もしておきましょう。
もし、スマホが使える状態でしたら、電力会社のサイトにアクセスすれば現在の状況が確認できる場合もあります。
停電の原因や範囲、復旧状況などが分かります。
まとめ
電気の供給は専門の分野ですので、一般のわたしたちにはわからない領域ですよね。
ですが、専門知識がなくても停電時の対処法や対策はできます。
記事を読んで復旧の流れが把握できたと思いますので、落ち着いて復旧まで待機してもらえたら幸いです。