豆の味が濃くて、美味しい枝豆は子どもから大人まで大人気ですよね。
今では冷凍の商品もあり、通年手軽に食べられるとあって枝豆の旬がいつかピンと来ない人も多いのではないでしょうか。
今回は、枝豆の収穫時期や収穫方法、保存方法についてまとめてみました。
鮮やかな緑色が食べごろを教えてくれる!枝豆の収穫の仕方とは?
枝豆の収穫時期
枝豆の種類にもよりますが、種を植え付けてから収穫出来るようになるまで約80日前後かかります。
早いものだと、70日前後で収穫が出来るようなる品種もあります。
枝豆の旬は夏、というイメージがありますが概ねその通りです。
大体収穫時期の目安は「6月中旬から9月上旬」になります。
収穫目安
枝豆は収穫時期が近づくと、ふっくらと実が膨らみ、莢を押すと実が飛び出すようになってきます。
外観からも確認できますが、枝豆は収穫時期が短いため全部の実が膨らむのを待っていると収穫のタイミングを逃してしまうので注意しましょう。
収穫の目安は、葉・茎・莢が鮮やかな濃い緑色に変化した頃です。
この時期を逃すと、あっという間に黄色や緑に変色し、過熟状態となってしまうので、色の変化をよく観察するといいです。
枝豆の収穫時間
枝豆を収穫する際には、時間もポイントです。
枝豆は、夜明け前や早朝に収穫するのが大切です。
その時間の枝豆は、昼の光合成に備えて実に養分を蓄えています。
その時間に収穫することで、日中の光合成の最中に収穫した枝豆よりも甘みが強くなっています。
枝豆の収穫方法
通常、枝豆の収穫は根ごと引き抜いたあとで、ハサミや手で莢の根元を枝から切り離します。
この方法の場合だと、枝豆の生育にムラがあり、十分育っていない莢まで収穫しなければいけません。
せっかく育てたなら、最期の一莢まで美味しく食べたいですよね。
そういう場合には、根を抜かず収穫時期を迎えた枝豆の莢だけを収穫する方法がおすすめです。
炎天下の中、莢の生育状態を判別しながら収穫するのは大変かもしれませんが、この方法なら無駄なく枝豆を収穫できます。
たくさん枝豆を収穫しておいしさ長持ち!生で冷凍保存がおすすめ!
枝豆の保存方法
枝豆をたくさん収穫したら、なるべく風味を損なわないように保存したいですよね。
枝豆は冷凍が出来る食材ですので、冷凍をおすすめします。
通常通り塩茹でしてから冷凍してもいいのですが、最近では生のまま冷凍することで、栄養や風味の減退を防げると話題になっています。
枝豆に含まれるオルニチンという栄養素は、冷蔵保存だとどんどん失われていきますが、冷凍することで冬眠状態となり損なわれずにすむのです。
生のまま冷凍した場合でも、食べる際に通常の茹で時間より1〜2分長く茹でるだけで食べられるのでそれほど解凍に手間はかかりません。
まとめ
枝豆は収穫時期が短いので、茎や莢の色の変化をしっかり観察しましょう。
黄色や茶色に変色し始めた場合、熟し過ぎています。
食べきれないほど収穫できた場合には、なるべく早めに保存しましょう。
栄養素は収穫と同時にどんどん失われていきます。
生のまま冷凍することで、枝豆の栄養素の一つオルニチンが冬眠状態となるため、おすすめです。