今の時代、仕事を探そうと思うと様々な職種がありますね。
特に介護職は昔からあったのですが、最近注目される仕事として求人が多く出ています。
また需要も多く人手が足りない職場だとも思います。
さらに高齢者や障害者に対してノーマライゼーションの考え方を理念に、隔離せず一般の人たちと同じ社会の中で生活していく精神が広がってきています。
そこで求人に出ているグループホームの世話人について、そんな仕事でどんな人が良いのかを探っていきますね。
グループホームの世話人って介護職とは違うの?その役割とは
グループホームの世話人が求人広告でたくさん載っています。
介護職では様々な役割の仕事が種類別に分かれていますね。
グループホームの世話人もその中のひとつになります。
そこでグループホームの特徴を考えたうえで世話人と介護職の違いを解説しますね。
グループホームってどんな所?
グループホームは高齢者や障害者が生活するのに困難な場合に専門知識を持った職員や支援員などの支援を受けながら共同生活をする場所になります。
2000年以降は介護保険法など法律も整備されて、グループホームに入れる人の介護認定の条件もあるようなので、どんな方々がいるかは思い描けると思います。
世話人と介護職の違いは?
グループホームの職員は、法律で職員配置の基準が決まっているようです。
その職員の中に世話人と介護職の人がいます。
一口に言えば、介護職は、資格が必要になります。
少し前まではヘルパー2級という資格がありましたが、今は初任者研修以上ということになるそうです。
それとは別に世話人については特に資格はいらないです。
仕事としても、もちろん分けられていて、介護職は介護や介助などを行い、世話人は家庭支援や相談などを行います。
世話人は資格がないからといって軽んじられることはなく、基準として6人の入居者に対して1人は置きましょうという決まりがあるようです。
逆を考えれば、ひとりで6人の入居者の面倒を見ると思ったほうが良いですね。
グループホーム世話人の仕事内容とは?
基本は生活の場での支援や相談なので、家での生活を想像すると良いと思います。
自立支援の場でもあるので、障害者施設の場合は仕事をしている方も多くいます。
仕事が終わる夕方から世話人の仕事がはじまり、次の日の朝出勤までというタイムスケジュールのこともあります。
障害者施設の世話人の仕事
・食事の準備や食べるときの介助
調理をしたり手伝ったり、また食事を食べる準備をします
これは全部やってしまうのではなく、見守ったり声をかけたりしながら様子をみます。
また、薬を飲む必要があれば飲むように促したりもすることもあるでしょう。
・入浴介助
衛生管理の部分になります。
お風呂に入るときの衣服の着脱の介助や洗髪、洗顔、身体の洗いの介助もあります。
また、歯磨きなど口腔ケアも大切ですね。
・排泄介助
トイレへ連れて行ったり、声掛けしたり、おむつの交換もしたりします。
・相談
そして何か話があれば、聞いたり相談にものることもあるかもしれません。
・その他
そのほかに生活していくうえで必要なこと、例えばお金の管理や清掃、ゴミ出しなどもあります。
またこの施設の場合は朝の仕事への送り出しもあるので、夜も一緒に滞在し(夜勤)仮眠しながら見回りも必要になります。
朝の通勤時間までに出発の支度も必要になるので、促したり手伝ったりと時間の管理も必要になりますね。
どんな人が世話人になっている?
どんな人が世話人になっているか国のデータをもとに調べてみました。
まずは男女比ですが、やはり女性のほうが多いみたいです。
年齢は20代から70代と幅広いですがやはり60代のかたが圧倒的に多いようです。
次いで50代でした。
やはり生活経験が多い方のほうが、やりやすいのでしょうか。
または、週に1日でも良いといって募集しているところも多いようなので、定年を迎えた方が新たに仕事をしているのかもしれませんね。
働き方も非常勤の方が圧倒的に多いみたいです。
勤務年数も5年から10年未満が一番多かったです。
仕事をしている人の年齢が高いことを考えると、長く仕事を続けている人が多いことがわかりますね。
まとめ
世話人についていろいろな側面から見てきました。
資格がいらないことから、興味を持った人はすぐ仕事ができますね
また先ほどの国のデータでは、兼務している人もいたので、介護職の人も携わっているみたいです。
いずれにしても人と接することが好きで世話好きの人が合うような気がします。
募集に関しては、良いことばかりではないことも書いてあり、グループホームの方々がきちんと理解したうえではたらいてほしいという誠実な対応がうかがえます。
人のためになる仕事って素敵ですね。
自分に合っていると思った人はぜひ、応募してみたくださいね。