「マイホームを買いたいけど、住宅ローンはボーナス払いを利用した方がいいの?」
「そもそもボーナス払いって返済が楽になるの?」そんな疑問にお答えします。
難しい話は苦手という方にも、わかりやすくシンプルにご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
住宅ローンの返済をボーナス払い併用するならいくらくらい?
毎月払いとボーナス併用払いの違い
住宅ローンは大きく分けて「毎月払い」と「ボーナス併用払い」の2つの返済の方法があります。
毎月払いは月々返済する方法です。
ボーナス併用払いは毎月払いにプラスで年2回返済金額を増やす方法です。
ボーナス併用払いをすることで、月々の返済を減らすことができるメリットがあります。
また、返済期間を短くできるメリットもあります。
ボーナス払いあり/なしでの計算方法の違い
ボーナス払いありとなしでは計算方法が異なってきます。
(例)返済総額3000千万/返済期間35年/金利2%の場合
・ボーナス払いなし
月々99378円/返済総額4173万円
・ボーナス払いあり(返済総額の20%をボーナスに当てた場合)
月々79503円/ボーナス月119596円/返済総額4176万円
ボーナス払いをした方が月々の返済は減ります。
ですが、返済総額が3万ほど多くなっているのがわかります。
これは元本の減り方に違いがあるからです。
毎月払いだと月々コンスタントに元本が減るので利息も毎月減っていく計算になります。
しかし、ボーナス払いだと支払いが年2回のため6カ月間は元本が減りません。
なので、ボーナス払いの方が利息も余計についてしまう計算になるのです。
また、ボーナス併用で期間を短くした場合は、こちらが、返済総額が少なくなります。
ボーナス払いはいくらがベスト?
結論からいうと、ボーナス払いの金額は大きくしすぎない方がいいです。
ボーナスの大部分を返済にあてる方もいます。
ですが、景気や会社の業績によってボーナスの金額は左右されます。
万が一、ボーナスが出なかったとしても返済できる金額にしておきましょう。
では、毎月払いはいくらぐらいにするといいか?
それは、一般的には収入の20~30%くらいを返済にあてると生活を圧迫しない平均的な返済ができるといわれています。
収入の20~30%を返済にあて、且つボーナスがなかった場合も月々の給料から支払える金額をボーナス払いとして上乗せするのがベストでしょう。
住宅ローンのボーナス払いは割合を少なくした方が後々安心!
ボーナス払いの負担は大きすぎない方がいいです。
なぜ後々安心なのかもう少し詳しくみていきましょう。
住宅ローンの返済は、一般的には35年ローンで組まれることが多いです。
ローンを組んだ当時はよくても、返済中に環境の変化がある可能性が高いからです。
そのため、後々返済が困難になることがあります。
例えば、家族が増える、子供の進学、転職、あるいは定年退職後のローン返済などです。
将来のことをしっかりと考え、ボーナス払いの割合を少なくした方が何かあったときに後々安心して返済ができるでしょう。
毎月いくらまで返済できるかをよく考えてローンを組みましょう。
まとめ
ボーナス払いを併用した方がいいか否かは、将来の生活状況によって変わってくることがわかります。
住宅ローンでは全員がボーナス払いをした方がいいという訳ではないです。
ご自身に合った無理のない返済計画を立てていきましょう。