もし、トイレが詰まってしまったらどうしますか?
困りますよね!慌てないで、と言ってもきっと何をどうしたらよいのか。
原因によって対処法が変わります。
何が詰まったのかをきちんと見極めて、それに合った対処法を選んでください。
トイレ詰まりで放置して直る場合の時間はどれくらいなのか?
トイレ詰まりを放置しておいても、時間がたてば自然になる原因には、
- トイレットペーパーが詰まった
- 排泄物(便など)が詰まった
- トイレに流せるお掃除シートなどが詰まった
などがあります。
トイレットペーパーが詰まった場合は、半日から、1日くらい放置しておくと直る場合があります。
水に溶けやすいトイレットペーパーが少しずつ溶けてきて、直るようです。
排泄物や流せるお掃除シートなどは、早ければ2~3時間放置で直る場合もあります。
こちらもゆっくり水に溶けていくのを待つ感じです。
よく、トイレ詰まりは放置しておけば、自然に直るといわれることがありますが、必ずしも直る場合ばかりではありません。
放置してもトイレ詰まりが直らなかった場合の対処法!
そんなに待てない。そうですよね。
しばらく放置しても直らない場合は、ひと手間かけてみましょう。
・トイレットペーパー詰まり
これはお湯を少しずつ流してみる方法があります。
トイレットペーパーがひらひらと水の中で浮遊してきたら、勢いをつけて水を流してみると一気に詰まりが取れます。
・排泄物を詰まらせた
この場合は、水またはお湯だけでは効果がありません。
洗濯洗剤とお湯を混ぜたものをいれてみます。洗濯洗剤はできれば液体洗剤のほうが効果ありです。
お湯と100㏄の洗濯洗剤を混ぜたものを流し入れます。
洗濯洗剤にはタンパク質を分解する成分が含まれています。排泄物(便)のタンパク質を分解し、流れやすくします。
食器用洗剤でも効果あります。
・トイレに流せるものを詰まらせてしまった
吸水性を持つポリマーが含まれている製品を詰まらせた場合は、お湯と塩で溶かしてみます。
鍋一杯のお湯に塩50gくらいを溶かした食塩水を作ります。
それをゆっくりと流して暫く放置(10分くらい)しておくと詰まりが直る場合があります。
吸水性ポリマーの特性に合わせた方法が濃度の高い食塩水を注ぐことなのです。
ここで紹介したお湯を使う方法の注意点。
決して沸騰したお湯は使わないでください。
熱くても60℃以下のお湯を使ってください。
陶器製の便器は熱湯に弱い素材です。最悪の場合は便器にひび割れを起こして、便器交換が必要になる場合があります。
このような方法でも詰まり解消できない場合は、ラバーカップを使う正攻法でやってみましょう。
スッポン・プカプカ・黒いコムのやつ等と呼ばれているが、正式名称はラバーカップといいます。
お湯を使った方法とこのラバーカップを一緒に使うとより詰まり解消の可能性が高くなります。
ラバーカップには、洋式トイレ用と和式トイレ用、サイズも大小と分かれているので、自宅のトイレに合うものを用意してくださいね。
正しいラバーカップの使い方は引いて詰まりを解消します。
押しても詰まりは解消されませんので、ご注意ください。
しっかりとラバーカップの先端突起部分を便器の排水口の中に隙間なく固定させて強く引っ張ります。
放置したばっかりにかえって詰まりをひどくしてしまうものあります。
紙おむつや生理用品などは、水を吸ってふくらんでしまうので、詰まりをひどくしてしまいます。
これらは一刻も早く取り除かなければなりません。
目で確認できるところにある場合は取りだす。
どこにあるかが確認できない場合は無理に取り出そうとはせずに業者を頼むのが一番の対処法です。
やってはいけないこと
・ラバーカップで無理に直そうとしない
無理に何回もやってしまうと、配管の奥へと詰まったものを押しやってしまい、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
・レバーでトイレの水を流さない
ラバーカップを使って詰まりが直ったかどうか確認したいときは、レバーで水を流すのではなく、バケツなどから、少しずつ流してみましょう。
もし、ラバーカップで詰まりが取れていなかった場合、レバーで一気に水を流すと便器の中の水があふれてしまい、床が水浸しになります。そ
まとめ
毎日使うトイレが詰まると本当に困ります。一刻も早く直したいですね。
詰まったものによっては放置して、ひと手間かければ直るものもあります。
また、自分では手に負えないもの、自分ではやらないほうがいいものもあります。
その場合は即刻、業者を呼んで直してもらいましょう。
大事なトイレです詰まらないように注意しましょう。