お子さんがいる家庭では、新学期が始まると色々と準備しなければいけないものがたくさん出てきます。
その中の一つが雑巾。
今はスーパーやホームセンターに当たり前に売ってあり、手縫いをする人は減っているのではないでしょうか。
私もついつい購入してしまうことの方が多いですが、私が子どもの時代は母親の手作りが一般的でした。
お店で買ってしまえば早いですが、せっかく古いタオルがあるなら、自分で作るのもいいですよね。
手縫いにしようか、ミシンで作ろうか、迷っている世のお母さんたちのために役立つ雑巾の作り方をご紹介します。
雑巾をミシンで縫う場合の簡単な方法を紹介!
雑巾を作る前に
雑巾を自分で作るときにはまずタオル、裁ちばさみ、糸、ミシンを準備しましょう。
タオルは吸水性があるものが良いです。
新しいタオルは吸水性があまりよくないので、何度か使用したことのあるタオルの方がおすすめです。
また、粗品でもらったタオルや薄手のタオルが乾きやすく、縫いやすいので雑巾に適しています。
お子さんからの要望に応じて、かわいいタオルで作ってあげるのもまたいいかもしれませんね。
必要なものがそろったら、さっそく雑巾を作っていきましょう
雑巾の作り方
雑巾を作ると言っても、その方法は様々です。
フェイスタオルを使うこともあれば、バスタオルを使って作ることもあります。
ここではフェイスタオルを使った2通りの雑巾の作り方とバスタオルを使った作り方を紹介します。
- フェイスタオルを四つ折りにして作る
①タオルの両端の硬いところを切る
そうすることで、ミシンの針が通りやすくなり、簡単に縫えるようになります。
タオル自体も薄い方がミシンで縫いやすいですよ。
②フェイスタオルを半分に折って、中心がどこかを確認
中心となるところにフェルトペンで印をつけておくとわかりやすいです。
両端を中心に向かって折りたたみます。
そしてさらに半分に折ります。
③ミシンで縫う
形が整ったらミシンで4辺を四角く全面縫って、真ん中を×印のように縫います。
×印のように縫うことで雑巾の強度が増します。
一気に縫ってしまってもいいですが、糸を一度切るときは必ず返し縫をしましょう。
また、角から縫うよりも辺の途中から縫っていく方が楽に縫うことができます。
- 1枚のフェイスタオルで2枚の雑巾を作る
①両端を切り、タオルを半分に切ります。
②2枚に分かれたタオルをそれぞれ半分に折って、切ったところを合わせて縫い代1cmで縫っていきます。
③表には返して、あとは四つ折りと同様に4辺と真ん中を×印に縫って完成です。
こちらのタイプは四つ折りよりも薄く仕上がりますので、幼稚園生や小学校低学年の子どもにも絞りやすいサイズではないでしょうか。
- バスタオルで4枚または6枚の雑巾を作る
①バスタオルの端の硬い部分を切り取ります。
②端を切ったら4等分、もしくは6等分に切っていきましょう。
③それをそれぞれ半分に折りたたみ、ほつれている2か所をL字型に縫います。
表に返して4辺を縫い、真ん中を×印に縫ったら完成です。
雑巾を手縫いで縫う方法と注意点について
- 手縫いの方法
手縫いの場合は、ミシンの代わりに裁縫道具があればできます。
基本的にフェイスタオルの折り方や縫い方はミシンとあまり変わりはありません。
端から1cmほど内側をミシンの場合と同様4辺を縫い、真ん中を×印に縫って完成です。
縫い方は波縫いでいいので、裁縫が苦手な人でも簡単です。
雑巾は縫い目の間隔を統一したり、まっすぐ縫ったりする必要はないので、裁縫が苦手な方でも手縫いしやすいのではないでしょうか。
お子さんが裁縫の練習をするのにも、雑巾の手縫いはちょうどいいですよ。
- 手縫いの注意点
手縫いで雑巾を作る際には、タオル選びも重要です。
タオルが厚すぎると縫いにくいですし、針が折れてしまう可能性もあります。
手縫いの場合は、タオルが薄い方が縫いやすいでしょう。
フェイスタオルで作るには、手縫いが合っているかもしれませんね。
そして、手縫いのポイントは縫い終わりに玉留めする際に、布にピッタリではなく、少し緩めにすること。
ピッタリに玉留めすると、雑巾を絞ったときに糸が切れやすくなってしまうので要注意です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
雑巾って、意外と簡単に作るができそうですよね。
お店で購入して簡単に手に入る雑巾ですが、古くなったタオルの有効活用にもなりますし、新学期が始まる前に作ってみるのもいいのではないでしょうか。
今回は紹介していませんが、手作りには手作りならではのアレンジもできます。
×印で縫うところをハート形にしてみたり、渦巻き状に縫ってみたりすると、かわいい雑巾ができてお子さんも喜んでくれそうですよね。
また、糸を白ではなくカラーにするだけでも一味違った雑巾ができます。
私も今度子どもに「雑巾がいる!」と言われたら、手作りに挑戦してみようと思います。
ぜひ皆さんも参考にしてみてください。