日本で開催されたラグビーワールドカップの熱狂は冷めやむことを知らず、空前のラグビーブームが巻き起こっています。
しかし、ラグビー観戦を楽しみたいけれど、ルールやポジションについてなんとなくしかわからないという方も多いと思います。
そこで今回はラグビーのポジションの1つである「ロック」について詳しく解説したいと思います。
ラグビーのポジションの中でも重要な役割を担うロックについて知ることで、ラグビー観戦がもっと楽しくなること間違いなしです。
ラグビーにおけるロックとは?
ロックはLOと表され、フォワード(FW)のポジションの1つです。
サッカーでのフォワードはゴールを決める攻撃での重要なポジションですが、ラグビーでは防御において重要なポジションになります。
ラグビーのポジションはコートを真ん中で分けて前側がフォワード、後ろ側がバックスと言います。
そのフォワードの中でも前から2列目、セカンドローと呼ばれるポジションに位置するのがロックです。
ロックには「固める」という意味があり、このポジション名は役割に由来しています。
ロックには左ロックと右ロックの2人の選手がおり、背番号は左が4番、右が5番です。
2019年の日本代表チームではジェームズ・ムーア選手や、ヴァンピー・ファンデルヴァルト選手、ヘル・ウヴェ選手、トンプソン・ルーク選手がロックのポジションを担っていました。
ロックの動きと役割について解説!
スクラムでの役割
前の3選手をしっかりと支え、スクラムが崩れないように固めます。
これがロックというポジション名の由来であると言われています。
またそれだけではなくスクラムを前に押し込んでいくという役割もあります。
ロックの押しが弱いとスクラムを前に押し出すことができないのです。
それくらいロックのスクラムでの重要度は高いのです。
ラインアウトでの役割
スロワーが投げたボールを味方選手に身体を持ち上げてもらい、高い位置でキャッチするジャンパーになることが多いです。
高さ4mにもなる空中での戦いでロックの選手は大活躍するのです。
キックオフでの役割
キックオフ時はボールをキャッチしに行きます。
ロックには大柄な選手が多いのでより高い位置でボールをキャッチすることができるのです。
その他のプレーでの役割
ロックは攻撃においても大活躍するポジションです。
相手選手が密集しているラックやモールでの攻撃ではボールを持ち相手をなぎ倒すように突進していきます。
そして少しでも前にボールを運ぶのです。
また防御の場面ではタックルしてボールを奪いに行きます。
ロックはどのポジションよりも1番身体を張るポジションであると言っても過言ではありません。
ロックの選手の特徴と求められる能力について
ロックの選手は大柄で高身長の選手が多いです。
そのためロックの選手がラインアウト時のジャンパーになることが多いのです。
とくにラグビーの強豪国では2m超えの選手も少なくありません。
また、ロックの選手は相手選手とのぶつかり合いも多いため、強靭な肉体とパワーを求められます。
それと同時に厳しいプレーでも決して折れることのない強いメンタルが必要になります。
まとめ
ラグビーのポジションの1つであるロックについてお分かりいただけたでしょうか?
少しでもロックというポジションのカッコよさや頼もしさがわかって頂けたら嬉しいです。
これを機にラグビーのそのほかのポジションやルールについて学んで、もっとラグビーの魅力を感じてみてください。