寝言をはっきり話すのは病気のサイン!?寝言について解説

昔から、寝言には答えてはいけないと言われています。

私はおばあちゃんに言われた記憶があります。

「魂が抜ける」「夢遊病者になる」など何だか怖いことを言われたような気がします。

寝言と言っても、「突然大声を上げる」「単語だけ」「はっきりと会話になる」など、色々あります。

「フフフ」などの笑顔の寝言や良く聞き取れない寝言だと、「寝言」だなと思うだけです。

しかし、はっきりと会話になる寝言になるとちょっと怖く感じます。

寝言だと思わないと思わず会話をして、後で、寝言だったと気づくことになります。

寝言を言うのは何か原因や問題があるのでしょうか?

病気のサイン、なんてことはあるのでしょうか?

調べてみようと思います。

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寝言を話すタイミングと原因について解説!

寝言は睡眠中のどのタイミングで発生しているの?

寝言は夢を見ているときに出ていることが多いようです。

夢を見てそれに対して、対応しているときの自分の声が寝言として、出てきています。

ただし、夢を見ていない時でも、関係なく寝言は出るそうですが、夢を見ているときが多くなります。

睡眠には深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」があり、夢はレム睡眠時に見ます。

ノンレム睡眠時の寝言

寝言は日常生活に関連したことが多く、悲しみ・怒りなどのマイナス感情が出ることが多い。

レム睡眠時の寝言

寝言は夢に起因しているものが多く、意味不明な言葉などで、モゴモゴと言う傾向にある。

寝言の原因は?

1%の人が寝言を言うそうで、男性の方が多いとも言われます。

通常の睡眠中は呼吸に必要な筋肉以外の筋肉運動を抑えるように、脳から指令が出ています。

これにより、夢の中で、話していても、実際に話すことはありません。

しかし、それが、実際の声として出てしまうのが寝言です。

通常の寝言は特にこれという特定できる原因は無いようです。

ただし、寝言とは睡眠時異常行動の一つであることはかわりありません。

寝言の主な原因

  • 寝不足
    寝不足が原因で浅い眠りが続くことにより、寝言が増えます。
    うなされたり、叫び出したりもします。
  • 高熱
    高熱が出ると意識がもうろうとして、寝言が出ます。
  • ストレスや外傷後ストレス障害
    強いストレスや怖い事件や事故に巻き込まれた後に起こる外傷後ストレスによって出る寝言です。
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • レム睡眠行動障害
    夢の中の行動を現実に起してしまう寝言です。
  • ナルコレプシー
    眠り病とも言われ、原因の分からない病気です。
    突然眠気が襲ってきて、どこでも寝てしまいます。
    この病気の特徴に寝言があるそうです。
  • 夜驚症(やきょうしょう)
    子どもの寝言で多いのがこの病気です。
    寝言というよりも、悲鳴や叫び声が見られます。

はっきりと話す寝言が多いときは要注意!病気のサインについて

寝言は大抵の場合、短時間で終わることが多く、一晩中続くことはありません。

基本、寝言によって、睡眠や休息を妨げることはないそうです。

特に問題ないとされる寝言は子どもの寝言です。

睡眠状態も未発達のために見られると考えられており、成長と共に収まります。

言語習得のための一つではないかとも言われています。

では、はっきりと話した寝言はどうでしょうか?

寝言によっては病気のサインとなっているものもあります。

はっきりとした寝言の頻度が高くなった場合は、脳が異常を訴えているのかもしれません。

特に深い眠りのはずのノンレム睡眠時にはっきりとした寝言は危険を表しています。

通常は深い眠りによって、休んでいるはずの脳が休めてないといえます。

脳が正常に機能していない可能性があるということです。

寝言が深刻化してくると、動きが伴い人を殴ってしまうこともあります。

疑われる病気は・・・

うつ病

精神的ストレスや身体的ストレスによって、脳が正常に機能しなくなります。

正常に機能しないために、憂鬱な気分になり、色々な意欲も無くなりマイナスな思考でいっぱいになります。

不眠症などになるため、浅い眠りが続きそれが寝言へと繋がります。

レビー小体型認知症

脳の中に「レビー小体」とうシミのようなものが所々に現れてくる病気です。

色々と症状が有りますが、その中に大声の寝言があります。

レム睡眠行動障害

以前は「夢遊病」と言われていた病気です。

レム睡眠中に起こる行動障害で、夢の中の行動を現実で行ってしまう病気です。

夢の中で人を殴ったり、追いかけられたりと悪夢を見ている場合が多い。

その夢で大きな寝言を言ったり奇声を上げたりします。

原因は色々なようですが、こちらもストレスが大きな原因だと言われています。

最近の寝言はおかしいなと感じたら、病気を疑ってみることも大事です。

まとめ

寝言といっても、たかが寝言ではなく病気が隠れていることもあるのですね。

会話になるような寝言には気をつけたいと思います。

心配なときは専門の医療機関にかかることが大切だと思います。

自分の寝言も気になりますが、専用のアプリがあるようで・・・自分の寝言を録音できるみたいですよ。

子どもの寝言は極端に心配することはないと知って、安心しました。

子どもは本当に寝言を良く言います。

聞いていると可愛いのもあるのですが・・・

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