気が付いたら、シャツが黄ばんでいたという経験はありませんか?
ちゃんと洗濯しているはずなのにどうして?と悲しい気持ちになりますよね。
できてしまうこの黄ばみの原因と、漂泊の方法について解説していきたいと思います。
服の黄ばみの原因は?
黄ばみの原因
ワイシャツについた黄ばみの一番の原因は皮脂です。
普通の洗濯洗剤だけでは繊維の奥まで皮脂や汗を完全に落としきれないことが多いです。
黄ばみはいろいろな場所にできますが、主に目立つのは襟元や袖、わきの部分ではないでしょうか。
これは皮膚が直接触れたり、汗をかいたりしやすい部分だからと言えます。
冬場は夏より水が冷たく皮脂汚れが落ちにくくなります。
冷たい水で粉末洗剤が落ちきれず、そのまま酸化してしまうことも黄ばみの原因になります。
多くの洗剤には衣類を白くする蛍光増白剤が含まれています。
すすぎが足りないとその蛍光増白剤が落ちきれず黄ばんで見えることもあります。
また、湿気のある空間で衣類を保管していたり、直射日光で衣類が日焼けしたりするのも黄ばみの原因となります。
黄ばみを作らないために
黄ばみを予防するには衣類を保管する場所が重要になってきます。
湿気は黄ばみの原因になるので、湿度の高い場所で衣類を保管することはやめましょう。
タンスやクローゼットには湿気吸収剤などを置くことをおすすめします。
直射日光の当たる場所もおすすめできません。
先に説明したように黄ばみの一番の原因は皮脂です。
脇や袖、首回りなど皮脂が付きやすいところは、洗濯する前に手洗いをしておくのもいいでしょう。
洗濯した後は皮脂が付きやすい場所にベビーパウダーをはたくのも効果的です。
ベビーパウダーは皮脂や汗を吸収してくれるので、皮脂が衣類につくのを防いでくれる効果があります。
また、のりなどでコーティングしたり、布テープを貼ったりすることで、直接汚れがつくのを防ぐこともできます。
服の黄ばみを移す漂白剤の使い方!
漂白剤の選び方
ワイシャツの黄ばみを落とすためには、漂白剤を使用するのが効果的です。
漂白剤には汚れやシミのような色素を化学反応によって分解させる働きがあります。
漂白剤に2種類あるので、用途に合わせて正しい使い方をしましょう。
・塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は液体の漂白剤で、とても強い漂白力と殺菌作用があります。
ただし、染料まで抜き取る漂白力のため、柄物・色物・毛や絹、ナイロン、ポリウレタン、アセテートなどには使用できません。
金属製のボタンやファスナーが付いているものにも使用は避けた方がいいです。
白シャツや布巾などは塩素系がおすすめです。
素材や環境によっては黄ばみの原因となってしまいますので、注意してください。
・酸素系漂白剤
粉末タイプのものもあり、液体より粉末の方が漂白作用は強いです。
衣類のつけおきに適した漂白剤です。
しかも色物や柄物にも使用できる優れものです。
液体タイプのものは毛や絹には使用できませんが粉末タイプであれば毛や絹にも使用できます。
ただし、金属製のボタンやファスナーには使えません。
漂白剤の使い方
・つけおき洗い
水に洗剤を混ぜて衣類をつけこみ汚れを落とす方法です。
汚れをこすることなく、水につけるだけで汚れを落とせるので、手洗いマークの付いた服や型崩れをさせたくない洋服などを洗うのに向いています。
方法はとても簡単で、洗面器に洗いたいものを入れ、そこに漂白剤をかけます。
黄ばみが特に気になるところには重点的にかけると効果的です。
衣類がしっかり浸かるほどの水もしくはお湯を入れます。
ラップをかけて2時間ほど放置し、それから普段通りの洗濯をしましょう。
・濃い黄ばみを落としたいとき
漂白剤だけではなく、台所用洗剤も一緒に使って黄ばみを落とす方法があります。
①台所用洗剤を黄ばみの部分に薄くかけて、歯ブラシで優しくこすります。
②洗面器にぬるま湯をと漂白剤を入れ、泡立つまでかき混ぜてください。
洗面器に衣類を入れ30分つけおきします。そして、いつも通りの洗濯をしてください。
・頑固な黄ばみを落としたいとき
上記の方法を試しても黄ばみが落ちない時には、クレンジングと重曹も使ってみましょう。
まず、クレンジングオイルを黄ばみの部分に塗ります。
洗面器にぬるま湯を入れ、衣類をすすぎます。
新しいお湯に入れ替え、漂白剤2:重曹1の割合で混ぜた液体を黄ばみ部分にたっぷり塗っていきます。
直接衣類に当たらないようにスチームを黄ばみに当て、黄ばみが落ちてから洗濯機で水洗いをします。
まとめ
漂白剤は嫌な黄ばみを落としてくれる優れものですが、使い方を間違ってしまうと反対に衣類を痛めてしまう可能性があります。
漂白剤の表に記載された注意点や衣類についているタグの表示をしっかり確認してから使用することをおすすめします。
正しい洗濯方法で、洋服本来の白さを取り戻しましょう。