文字というものは、日本語、英語に関わらず、右利きの人に書きやすくできているのを知っていましたか?
一度左手で書いてみるとわかると思いますが、紙にペンが引っかかるような感じがして、とても書きづらいんです。
これは利き手じゃないからというわけではありません。
利き手に関わらず、左手より右手のほうが書きやすくなっています。
ということで、左手でキレイな文字を書くにはどうしたらいいか、紹介していきます!
左利きの練習方法とは?綺麗な文字を書くために必要なこと
右手のほうが書きやすくできているのは、どうしてか知っていますか?
例えば横棒を書くとき、左から右に線を引くように書きますよね。
これは右手で書くときには、左から右へ手を引く動きになるので書きやすいのですが、左手の場合は左から右へ押す動きになるので、とても書きづらいです。
特にボールペンだと、インクも出づらい感じがして、いつも右手で書いている身にとっては、ものすごく書きづらいです。
どうしたら書きやすくなるでしょうか?
いくつか方法を紹介するので、自分に合うものを探してみてください。
マス目が点線で四等分されているノートを使ってみる
これは練習方法の一つです。
漢字ドリルなど文字のお手本を用意して、よく見ながらマス目のあるノートに書いてみましょう。
普通のマス目のノートでも良いですが、マス目一つ一つが右上、左上、右下、左下の4つに点線で区切られているノートを使うともっと良いと思います。
文字の中心を意識しながら、お手本をよく見てコピーするようなつもりで書いてみてください。
地道な方法ですが、これを色々な文字で練習してみればだんだんキレイな文字を書けるようになるはずです。
横線を右から書いてみる
全ての文字でこの方法が成立するわけではありませんが、この方が横線は書きやすいはずです。
ポイントは右側が左側より少し上になるように書くことです。
左利きの人は、ペンの持ち方や書きづらさのせいで、右下がりの文字になってしまう傾向があります。
なので、それを変えるだけで文字がキレイに見えるということですね。
横線を右から書くことによって、ボールペンでも書きやすくなると思います。
ペンの持ち方を工夫する
小さいころに鉛筆の正しい持ち方を教わりますよね。
でも、これを反転した形で左手に持っても、文字が書きやすいわけではありません。
右手で文字を書く場合は書きやすいかもしれませんが、そのまま左手に持ち替えて書いてみると、やはり左から右への横線が書きづらいです。
これは私が試してみた方法なのですが、今よりも垂直に近い角度に持ち替えてみると書きやすかったです。
紙とペン先の角度を小さくすると、ボールペンで文字を書くときに紙を削っているような感覚になります。
しかし、先ほど書いたように紙に対してペンを垂直に近い状態で書いてみると、紙を上から押しているような感覚になりました。
これなら文字を書くのに必要な長さの横線くらいは、まっすぐ書くことができました。
私はこのやり方が書きやすかったですが、皆さんもそれぞれの書きやすい持ち方を研究してみるのも良いと思います。
左利きで文字を書くことは矯正すべき?矯正する場合の方法について
確かに文字は右利き向けにつくられています。
これは左利きの人にとっては不便なことかもしれません。
特に習字のときは、とめ・はね・はらいなど、左手では書きづらいですよね。
私の左利きの友人たちも、習字の時だけ右手で書いている人が多かったです。
本人が嫌がっているのに無理やり矯正する必要はありません。
本人が矯正したいと言っているなら、矯正するのも良いと思います。
矯正するにしても、全てを矯正しなければいけないわけではありません。
文字を書くときだけ右手、習字の時だけ右手という風な矯正の仕方でも良いと思います。
それでは、矯正したい人向けのやり方について紹介します。
左利きを矯正する方法
左利きの人にとって、いきなり右手で文字を書くのは難しいことです。
右利きの人も、急に左手で文字を書こうとしても、上手く書けませんよね。
利き手の矯正は簡単なことから挑戦してみましょう。
まずは歯磨きから始めます。
歯磨きは、文字を書くことと比べると、割と簡単な動きですよね。
このように、簡単な動きから右手に変えてみて、慣れてきたら文字を書くことに挑戦してみましょう。
最初は三角の鉛筆を使うのも良いと思います。
あとはとにかく繰り返し練習しましょう。慣れてしまうまでやることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
左利きでは不便なことも多いですよね。
だからと言って、必ず矯正しなければいけないわけではありません。
もし矯正が上手くいかなくても焦らず、自分のペースでやっていけば大丈夫です。
自分にあった方法を選んでやってみてくださいね。