ミシンの下糸が絡まる?下糸のトラブルについて!対処方法

新学期が始まる時期が近づくと、お裁縫が得意でないお母さんは憂鬱になってきます。

雑巾程度なら、なんとか大丈夫というお母さんも、ミシンを使って作るものはもうお手上げ状態になってしまってはいないでしょうか?

慣れていても、不慣れでも、カタカタと調子よくミシンが進んでくれると気持ち良いものです。

ところが、ミシンから変な音がして、生地の表側はきれいな縫い目、ところが生地の裏側は糸が絡まってぐちゃぐちゃに状態になってしまっていることがあります。

もうそうなると、イライラしてどうしたらよいのかパニック状態に陥ってしまいます。

絡まる原因はちゃんとあります。

原因がわかれば、それの対処方法も当然あります。

それでは、どうしたらよいかをご紹介していきますね。

スポンサードリンク

ミシンの下糸が絡まる場合の対処方法

下糸が絡まってしまった場合、まず慌てないでください。

とにかく落ち着いて、一度スイッチを止めましょう。

まず、絡まってしまった糸と布をミシンから外してください。

布を傷つけないように慎重にお願いします。

下糸が絡まる原因で、考えられることは以下の通りです。

  • 下糸が正しく巻かれていない。
  • ボビンのサイズが合っていない、向きが間違っている。
  • 釜にほこりや糸くずがたまっている。
  • 糸の調子があっていない。
  • 押さえレバーを下げずに縫い始めた。
  • 使用している糸や針がおかしい。

一目見てもこれが原因と分からない場合が多いので、一つ一つ探ってみていきましょう。

下糸が正しく巻かれていない場合

下糸を巻きなおす。

下糸を巻くということは慣れないとなかなか苦労する作業ですが、ゆっくりと落ち着いてやってくださいね。

巻いた下糸の量が多すぎるまたは少なすぎる場合も絡まる原因になります。

丁度良い量を巻きましょう。

ボビンのサイズが合っていない、向きが間違っている

ボビンのサイズが大きすぎる場合はセットするときに入らないので気が付くと思いますが、小さすぎたときは、すっぽり入ってしまうので、意外と気が付きにくいかもしれません。

また、入れる方向を確認してください。

ミシンによっては、小さい部分にカチっとはめるように入れることもあるので、なかなか入れにくいと感じることがあります。

ぴったりとおさまっているかを確認してください。

ガタガタいうようでは、小さいのかもしれません。

使っているミシンのメーカーによっては専用ボビンをしようという場合がありますので、説明書で確認しください。

釜にほこりや糸くずがたまっている

たまっているほこりや糸くずを取り出してください。

知らず知らずのうちに、ほこりや糸くずがたまってしまっています。

乾いた布で、きれいに釜を拭きましょう。

使うたびにさっとほこりを取っておくことを習慣にしたいですね。

糸の調子があっていない

糸の調子を合わせるボタンやダイヤルで、布との相性をみて合わせましょう。

前回使ったままの位置で、使っていませんか?

布の厚さや硬さなどをみて調節してください。

押さえレバーを下げずに縫い始めた

わりと初心者がやってしまうミスです。

レバーが後ろ側についているのでついつい下すのを忘れてしまいがちですね。

しっかりと下げたか、もう一度確認しましょう。

使用している糸や針がおかしい

使用している糸は、布地の厚さや硬さに合った糸ですか?

針は曲がっていたり、錆びていたりしていませんか?

布地に合わない糸や針を使っていると、ミシンにも布地にも無理がかかって、最悪の場合には故障の原因になります。

糸と針は布地に合ったものを使いましょう。

下糸のトラブルの原因は?ミシンの下糸の仕組み

下糸のトラブルの原因は、上糸にもあります

手縫いの場合は、1本の針に1本(または複数本)の糸を通して縫っていきます。

糸のついた針が布地を上から下へ、下から上へと行ったり来たりしながら、縫い上げていきます。

ところが、ミシンには1本の針で2本の糸(上糸、下糸)を絡め引き上げるように塗っていきます。

上糸を通した針が布地の上から下へ、その時布地の下では上糸が下糸を絡めて、針が再び布地の上に上がってきたときには上糸で布地の表面、下糸は裏面を縫っていることになるのです。

下糸はボビンに巻かれ、ボビンケースにボビンをいれ、次に内釜、外釜に装着されていきます。

外釜と内釜は回転できるように組み立てられています。

とても複雑な構造でできているミシンですが、それぞれの部品を正しくセットすることによってきれいな縫い目が現れるのです。

上糸はミシンの上部をあっちこっち回りながら、針に通されます。

上糸と下糸の調子があっているときは調子よくミシン掛けが進みます。

合っていない場合はどうしても下糸のトラブルになってしまうことが多いようです。

まとめ

・下糸の巻き具合。
・釜の掃除、ボビンの入れ方。
・布地を糸と針が合っているか。
・上糸のかけ方にも注意する。
・ミシンの構造はとても複雑、それぞれの部品を正確にセットする。

ミシン作業は慣れていても糸が絡まったりして、作業中断することがあります。

初心者は特にその不安が大きいと思いますが、ミシンの仕組みや布地と糸・針の関係が正しくわかれば、カタカタと楽しく作業が出来ます。

お子さんのために手提げ袋などを作ろうとしているお母さん。

お子さんの好きなキャラクターの生地で縫い上げる喜び。

出来上がった時のお子さんの喜びを想像しながらミシンを使ってみませか?

スポンサードリンク
タイトルとURLをコピーしました