子どもが絵の具で服を汚してしまうと、洗ってもなかなか落ちなくて困りますよね。
頑固な絵の具汚れを効果的に落とす方法はあるのでしょうか?
今回は、そんな服についた絵の具汚れを落としやすくする方法をご紹介していきます。
絵の具は洗濯する前の処置が重要!汚れの落とし方をご紹介!
絵の具汚れが落ちにくい理由
服についた絵の具を落ちにくくしている原因は、絵の具の顔料とメディウムです。
絵の具に使用されている顔料は、目に見えないくらいとても細かい成分で作られています。
この顔料が服の繊維の奥の奥まで入り込んでしまうと、普通に洗っただけでは落ちなくなってしまいます。
そして、絵の具にはメディウムという成分が使われています。
この成分は絵の具が乾くと顔料を固めて定着させる性質を持っています。
なので、服に付いた絵の具が乾くとこのメディウムの働きで繊維に色を定着させてしまい、より汚れを落としにくくしてしまっているのです。
水彩絵の具にはでんぷんのり
普通に洗っただけでは落ちない絵の具汚れですが、洗う前の処置で汚れを落としやすくすることができます。
まず、水彩絵の具の落とし方からご紹介します。
水彩絵の具が付いてしまった場合は、洗濯する前にでんぷんのりをたっぷりとつけてもみ洗いしましょう。
もし、でんぷんのりがない場合は、ご飯をすりこんで落とす方法でも大丈夫です。
こうすることで、でんぷんが絵の具の汚れを浮かせて落としやすくしてくれます。
アクリル絵の具には台所用洗剤とクレンザー
アクリル絵の具は、油を含んでいるので油を浮かせるために、台所用洗剤とクレンザーを使用します。
やり方は、台所用洗剤とクレンザーを混ぜて、汚れた部分につけてもみ洗いします。
汚れが浮いてくるので、ぬるま湯で洗い流しましょう。
もし、なかなか汚れが落ちない場合は、クレンジングオイルを使用してみるといいです。
クレンジングオイルを塗って歯ブラシでたたくようにすると汚れが浮いてきやすくなります。
絵の具汚れは落とし方にコツがある!もう服の汚れは怖くない!
絵の具汚れは落としにくいといわれますが、落とし方の一番のコツは、汚れたらすぐに落とすことです。
絵の具は時間が経って乾いてしまうと、とても落としづらくなります。
そこで、乾かないうちにすぐ汚れを落とすことで、絵の具の汚れが繊維の奥まで入り込んで固まるのを防いでくれます。
また、もし汚れて時間が経った場合でも、先ほどお伝えした絵の具を落とす専用の方法を繰り返し行うことで、衣類についた汚れが落ちやすくなります。
絵の具汚れは、付いたらすぐに落とす!
そして根気強く洗う!が基本です。
まとめ
衣類に付いた絵の具の汚れは、なるべく早く落とすことが大切です。
もしすぐに落とせなかったとしても、絵の具の種類に合わせて洗剤を使い分けることで、汚れが落ちやすくなります。
もし、子どもが絵の具を服につけてしまったときは、ぜひ試してみてください。