横綱が引退する時はどんな時?相撲の世界を誰でも分かるように解説

大相撲力士の最高位である横綱。

不祥事により、引退を余儀なくされた横綱もいますが、最も多いのは成績不振による引退ではないでしょうか。

「横綱はどんな時に引退するの?」

「負け越したら即引退って本当?」

今回は横綱の引退について調べてみました。

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横綱が負け越しになるとどうなる?即引退?

大相撲の本場所において、負け越したら次の本場所がカド番(角番)となります。

カド番の際に負け越すと、現在の地位から番付が下がってしまい、通常では大関に使われます。

大関から関脇へ陥落…というわけです。

ただし、横綱にはこのカド番がありません。

横綱には引退基準はある?

横綱には明確な引退基準は定められていません。

「じゃあ自身で引き際を決めない限り、ずっと横綱でいられるの
?」

横綱にはカド番が無いと紹介しましたが、横綱が横綱であり続けるためには「強さ」が絶対条件です。

また、横綱には「品格」も求められるため、素行に問題が見られた場合にも引退へつながります。

横綱が負け越すとどうなる?

横綱はその強さが絶対条件で、大関とは別格となります。

そのため、横綱に求められる力量が認められない場合にはすぐに引退へと結びついてしまいます。

厳しい世界ですよね。

引退基準は設けられていないと説明しましたが、勝ち星の目安はあるようで、それに満たないと力量が問われてしまいます。

横綱審議委員会委員長を務めた鶴田卓彦さんは「10勝以上挙げられない横綱に、綱を締める資格はない」と話しています。

さらに「13勝以上」「大関戦全勝」「品格厳守」とし、常に優勝争いに加わり、大関以下に負けることは許されないと言われています。

横綱で在位が最も最短だった力士は誰?引退した原因?

負けることがすぐに引退につながりかねない、厳しい世界だということを紹介しました。

そこで気になるのが、最も在位が短かった横綱です。

調べてみました。

在位が最短の力士

一番在位が短かったのは2代西ノ海、横綱になり、わずか5場所で引退されています。

しかし、現在のような6場所になったのは1958年からであり、2代西ノ海が横綱に昇進した1916年には2〜5場所しか無かったため、大きな隔たりがありそうです。

2代西ノ海は横綱に昇進したのが36歳と晩年期に当たっていたため、引退も早かったと思われます。

在位が最長の力士

ダントツで場所数が多いのが白鵬です。

現在72場所に出場し、日本国籍も取得した白鵬。これからも記録を伸ばしていくかもしれませんね。

まとめ

横綱には明確な引退基準はありませんが、横綱は強さと品格が伴われるため、負けが続いたり、素行に問題があった場合は引退となります。

横綱としての在位が最も短いとされている力士は25代横綱である西ノ海とされています。

逆に最も在位が長い横綱は、2019年現在でも活躍している白鵬になります。

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