ゴミ分別の歴史って何?どうして細かく分別しないといけないの?

私たち1人1人が1日に出すごみの量はどれぐらいだと思いますか?

正解は、約1キロと言われています。

各自治体によってルールに少しの違いはあるかもしれません。

ガイドラインに基づいて生ゴミ・資源ゴミ・そしてプラスチックなどに分け、みなさんもゴミを捨てていると思います。

日本は世界的に見てもゴミ分別の厳しい国と言われていますが、そこに至るまでにはどんな歴史があったのでしょうか。

何故細かく分別する必要があるのか。

一緒に考えていきましょう。

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ゴミの歴史をご紹介!分別が無意味だと言われている理由とは?

まずはゴミの歴史をご紹介したいと思います。

江戸時代

家庭から出るゴミの大部分が生ゴミでした。

当時は再利用が出来ずに川や空き地などへ今で言うポイ捨てが日常的に行われていました。

逆に古着や紙などは再利用が進んでいました。

また当時、世界的(特にヨーロッパ)に問題的になっていたのは「し尿」。

日本では農家が有料で引き取り肥料として活用していました。

世界を一歩リードしていた日本。

明治時代

明治時代も江戸時代と同様だったようですが、海外との接点も増えたこともあり伝染病が流行。

汚物掃除法が1900年(明治33年)に制定されました。

この法律が現在のゴミ処理スタイルのベースになったものといわれています。

しかし焼却場の整備が進まなかったため、豚などによる飯処理や野焼きといった方法で処理を行っていました。

昭和時代

高度経済成長期に入ると共に大量消費時代が到来。

産業の活性化、人々の生活環境も大きく変化したことによりゴミが大量(激増とも)に廃棄されるようになりました。

それに伴いゴミの内容も変化。

また水俣病などの公害問題不法投棄の問題が発生。

人々の生活に支障をきたすようになり社会問題に発展しました。

その対策として「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」が改定され、また各種リサイクル法(例:家電リサイクル法)が制定されることになりました。これは資源枯渇への対策とも言われています。

そして、現在。ゴミに関する法律、リサイクルに関する法律が出来たことによりゴミは減少傾向に転じています。

もちろん法律だけが理由ではなくリサイクルやエコに対する人々の意識が変わりゴミをなるべく出さないようにしたこともあるかもしれません。

ただその一方で分別が無意味だとも言われています。

その理由としては、ゴミを分別して使用することで余計に資源を使う。

本来はゴミを有効活用するためのリサイクルが逆に資源を無駄にしているということです。

何となくリサイクル=いいことだと無意識に感じている人も多いかと思いますが、そこに起こる問題にも目を向ける必要があるのかもしれません。

ゴミを分別する理由とは?AIロボットで将来分別が楽になる!

そもそもゴミを分別する理由とは何でしょうか?

「ガイドラインに沿って分別→ゴミを出すことにより生活環境を守る」・「再利用(ゴミの再生・リサイクル)することにより資源の枯渇への対策」。

そして、「公害問題への対策など」でしょうか。

別の視点から見るとゴミ回収業者の助け(処理施設での手間が減る)になるということも言えますね。

AIの発達に伴い将来的には人々の仕事もAIが行う日がくると言われていますが、ゴミの分別の分野においても例外でありません。

アメリカのある企業が開発したシステムによるとロボットが様々な色・質感・形状・大きさ・パターンを認識することでゴミを分類できるようになるそうです。

将来実用化されればいちいち人が時間と手間をかけて分別する必要はなくなりAIロボットがゴミを分別する日がくるかもしれません。

まとめ

ゴミを捨てる前に「このゴミは何ゴミになるのか。」と僅かな時間でも意識して考え分別することを心掛けてもいいかもしれません。

1人1人の意識で気持ちのいい地球作りをしていきましょう。

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