介護用品の杖の上手な選び方!歩行を助けるためのポイントを解説!

いくつになっても元気に歩けることは理想ですが、年を取り足腰が弱ってしまったら杖を持って歩くことが増えると思います。

私の祖父も散歩のときには杖を手放さなくなりました。

今時スーパーに立てかけて売られていることも多く、一番身近で手軽に購入できる介護用品ですが、杖こそ自分に合うものを見つけていただきたいのです。

上手に選べば転倒予防や歩行の手助けをしてくれる、頼もしい相棒になります。

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介護用品の杖には種類がある!その特徴を把握して最適な杖を選ぼう!

杖にも種類があり、身体能力などに合わせて購入することが望ましいです。

見た目も大切ですが、まずはどのような種類でどんな機能なのかを重視してくださいね。

T字杖(L字型杖)

今一番普及している杖で、横から見るとT字(L字)になっている杖です。

体重が一番かけやすく、商品によって重心が異なります。

折りたたむことができるものもあるのですが、折りたたむには両手を使用します。

U字杖(J字杖)

いわゆるステッキで、持ち手の部分がU字(J字)になっています。

普段使っている傘を想像してもらえればわかりやすいと思います。

杖の幅は握ってみて、自分の手に合う太さのものを選んでください。

かばんや腕にひっかけて運ぶことができるので、片麻痺の方も便利に使用することができます。

多脚型杖(多点型杖)

1本の支柱に脚が3本、4本とついている杖で、体重をかけた時の着地面積がとても広く、安定性も抜群です。

比較的軽いので腕の力が弱い方でも扱うことができ、立ち上がりの訓練や病後のリハビリの初期段階で使われることが多い杖です。

前腕固定型杖(ロフストランドクラッチ)

杖の上部が腕を固定するカフになっており、腕を通して握ります。

横から見るとF字になっており、腕と手の二か所で体重を支えることができます。

腕の力が使えるので、握力がないときや、下半身に力が入れられないときの使用が有効です。

介護用品の歩行器の選び方!体力や身体機能に合わせることが大切!

杖ではなかなか体重をかけづらかったり、安定できないという方におすすめなのは歩行器です。

地面に接している面積が大きいため、バランスを取りやすくなっています。

歩行器は、シルバーカーと違い医療器具で、介護保険を使ってレンタルすることも可能です。

選ぶ際は目的をはっきりさせて、専門家に相談してから購入することが大事です。

固定型歩行器

車輪がついておらず、体重をかけてもとても安定感があります。

歩行の際は一歩ずつ自分で前に進めるので、すいすい歩くことには適していません。

しっかりと下肢に力が入れられない方に向いています。

車輪型歩行器

車輪付きの歩行器です。

自分で押して進めるため、自分のペースでスムーズに前に進むことができます。

ある程度自分で歩けるけれどふらついてしまう、という方の補助におすすめです。

交互型歩行器

見た目は固定型と似ていますが、左右のフレームを使用して移動します。

固定型が4本脚を一斉に持ち上げるのに対して、交互型は左右交互に、2本ずつ支柱を動かして一歩ずつ少しずつ歩きます。

両手が使える方向けです。

車輪がついているものとついているものがあり、身体の状態に応じて選んでください。

前腕支持型歩行器

車輪がついており、ひじから乗せるものになります。

そのためほかの種類と比べ、背が高い歩行器です。

脚には力が入らなくても前腕で押すことができるため、さほど力が要りません。

上記歩行器では安定が不十分なときに使用します。

まとめ

下肢やバランスに自信がなくても、杖や歩行器の補助で歩くことを助けることができます。

いろいろな種類があるので、どちらも選ぶときは専門家に相談してみてください。

ネットでも簡単に手に入りますが、合っていないものを使っていても身体に負担になるだけです。

自分に合う相棒を見つけて、歩くことを楽しんでくださいね。

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