介護福祉士の試験と言えばご存じの通り国家試験です。
近年需要が高まる一方の介護職ですので是非合格したいと受験される方が多いのではないでしょうか。
介護職をされている人にとっては、資格を取ることで現場の責任者になれる大事な試験です。
介護福祉士の資格取得に向けた合格ラインのリサーチをしていきたいと思います。
介護福祉士の試験が合格できるか不安!どれくらい正解だったら良い?
試験の合格は全ての得点(125点満点)に対して60%程度(75点)を基準として、11科目全てに得点が必要となります。
11科目の内容は
- 人間の尊厳と自立・の基本
- 人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術
- 社会の理解
- 生活支援技術
- 介護過程
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- こころとからだのしくみ
- 医療的ケア
- 総合問題 です。
この11科目の中に1科目でも0点があると不合格です。
介護福祉士の試験で不合格になる理由とならない人の違いを検証!
介護福祉士の試験の合格率はおよそ6割で、過去3年間は7割を超えています。
このことから合格率は高いと思われる方も多いと思いますが、勉強不足であれば簡単に不合格になりえます。
試験に合格するためには、介護福祉士に限らずどんな試験でも過去問題集などで試験対策に適した学習方法を見つける必要があります。
介護福祉士の問題は選択式です。
「適切なものを選びなさい」や「誤ったものを選びなさい」などの出題がでますので、試験中は落ち着いてよく問題を読むようにしてください。
問題の解釈を誤ってしまった失点ほどもったいないことはありません。
試験に合格する人は、とにかく過去問題を繰り返し解き、苦手を克服している人でしょう。
また、実務者ルートによる受験資格では、実務者研修の受講が義務化されています。
実務者研修を受ける為には受講料と、450時間という受講時間がかかります。
この実務者研修の受講の費用や時間が大変で介護福祉士の試験を断念する方もいるそうです。
ですが、実務者研修の費用には助成金があります。
制度利用で最大20万まで貸付をうけることができ、(実務者研修の受講費用や参考図書の購入費用)資格を取得後に2年間介護業務に従事することで返還は全額免除されます。
もちろん要件が満たされない場合は返済が必要となりますが。
このように実務経験ルートで受験を目指すには心強い制度もありますので、介護福祉士の試験合格に向けて安心して勉強することができますね。
まとめ
介護福祉士の試験の合格基準は、全ての問題の60%程度の正解が必要で、11科目全てに得点が必要となります。
125点満点中、60%の75点をとれても、1科目でも0点があれば不合格となります。
11科目満遍なく点数がとれるように過去問題集などから出題傾向を収集し、試験に臨むようにしましょう。
受験者の6割~7割と高い合格率ですが勉強不足や対策が不十分であればもちろん不合格となります。
近年需要が高まり人気の国家資格ですので、是非合格に向けてスキルアップを目指してくださいね。