フォークリフトの運転と聞いて何を思い浮かべますか。
そもそも運転する機会がないこともありますが、何となく難しそうなイメージが筆者にはありました。
普通自動車の運転を簡単か難しいかと感じるように、フォークリフトの運転においても同様なことがあると思います。
では、実際に難しいと感じている人はどのような理由があるのでしょうか。
また運転が下手な人に向けてコツなども合わせて解説します。
フォークリフトの運転が下手な人の傾向とは?どんな特徴があるの?
フォークリフトの運転が難しいと感じる理由は色々と考えられます。
その理由の1つ目はフォークリフトを運転するのに講習を受け修了証を取得しないといけないことです。
2つ目は運転操作に慣れるまで時間がかかることです。
そして、3つ目は運転操作の正確さや速さが求められることです。
フォークリフトは狭い場所での作業が多いもの。
また何回も荷物を運ぶため速さも大事になってきます。
そのため、運転が下手な人の傾向や特徴としては【一回で荷物を運ぼうとして積載重量をオーバーしている】・【急発進や急ブレーキをしている】・【荷物に気を取られ過ぎて、周りが見えていない】。このようなことが挙げられます。
フォークリフトを運転する時のコツをご紹介!運転技術を上げよう!
ここではフォークリフトの運転のコツをご紹介します。
操作のコツ
フォークリフトは後輪操舵(こうりんそうだ)です。
後輪操舵とは方向を変える時に後輪が動くことです。
そのため曲がる時に外輪差が生じます。
外輪差は車体の前よりの後ろの方が大きく外側を通ることです。
乗用車は方向を変える時に前輪が動いて内輪差が生じるので反対ですね。
そのため曲がり角を超えたらすぐにハンドルをきることで車体の後ろや荷物を壁にぶつけずに運転できます。
特に外輪差を意識しましょう。
バックの時は逆になります。
運転手の体が曲がり角にさしかかったらゆっくりとハンドルをきりましょう。
フォークリフトは重い荷物を安定して運ぶために前輪が大きく、後輪が小さくなっています。
小回りがきくので曲がる時にハンドルをきりすぎると、思っているより横に曲がってしまいます。
そのため感覚がつかめるまではハンドルを小刻みにきっていくのがいいです。
リフトのコツ
リフトを水平かやや前倒し、速度を落としてから荷物をすくい上げるようにして持ち上げます。
積み上がっている荷物を持ち上げる場合、フォークが奥まで差し込める位置になるまで荷物を少し手前に動かします。
そしてフォークをパレットに完全にさせた事を確認してから持ち上げましょう。
反対に荷物を高い場所に置く時は、一旦適当な場所に荷物を置いてから、中心に置き直すように微調整します。
荷物を一度で移動させようとするのではなく、リフトを数回に分けて操作するのがコツです。
まとめ
フォークリフトの運転は、ハンドル操作やリフト操作などどうしても慣れるまでに時間かかってしまうものです。
しかし、ここで時間がかかるのか…とネガティブになる必要はありません。
運転が下手でも周りに注意しながら、しっかり時間をかけて何回も運転しコツを掴めば運転技術が身につくはずです。
焦らずいきましょう。